過ちて改めざる、是を過ちと謂う
こんにちは!学びの森今校の中の人です。
高校生はまだ試験期間の生徒も多いようですが、中学生はほぼ終了している頃かと思います。うちの教室でも結果に一喜一憂する生徒の姿を目にします。
今回はテスト結果をどう活かすか、という話をしていきます。タイトルにある言葉は孔子の論語の中にでてくる一節です。
要約すると「間違いは誰にでもあるよね、ただそれを放置したままにしておいて直さないのが本当の意味での間違いだよね」ということになります。まさにその通りで、テスト結果を見て「点数が良かった」「あまり良くなかった」という感想だけで終わってしまうのが誤りだということです。テストにしろ、部活の試合にしろ終わったことの感想をいろいろ言っても仕方ありません。その結果を受けて、じゃあこれからどうするのか、を考え実行することが一番重要になります。
特に、あまり点数が取れていない生徒ほど戻ってきた答案用紙の点数だけを見て、もう二度と見ない、ということになっている子が多いように思います。気持ちはよくわかります。人間だれしもできなかったことの結果を受け入れるのは辛いものです。なので、教室ではどんな点数だろうと結果(点数)についてあれこれ言うことはしません。何ができていて、何ができなかったのか、その確認を行います。それで「次はこうしよう」と生徒と決めるようにしています。
ご家庭でも子供があまり良くない点数を取ってきたとき思わず叱ってしまったことはないでしょうか?これは正直逆効果になります。叱られることによって子供は結果を隠そうとするようになりますし、叱られればそれで終わり、という風に捉えるようになってしまいます。悪い点を取ってきた時こそ冷静に、原因を子供と考え、次に向けて約束をするようにしましょう。
定期テストはその時習っていることの中で重要なことを詰め込んだ「まとめ」のようなものです。例えるなら良質なサプリメントともいえると思います。折角なので、全部消化するようにしましょう。できれば、テスト用の復習ノートを作ることがおすすめです。間違えたところをまとめておくと、自己診断テストの時などに自分が間違えやすいところを再確認できます。
もうすぐ夏休みです。上手に使ってできなかったところを復習する時間にしましょう!