テストの見方

こんにちは!学びの森今校の中の人です。

まだまだ暑い日が続いています。インフルエンザやコロナが流行っている学校もあると聞いてます。

皆様、体調管理に気をつけてくださいませ。

さて、2学期が始まり1か月ほど経っておりますが中学校では自己診断テストや課題テスト、小学校でもそろそろ単元テストなどが行われていることと思います。今回はお子様のテストが帰ってきたときの「見方」を塾の人として皆様にお伝えします。

テストが返ってきてまず点数を見る、良かったら褒める、悪かったらお小言を開始。これが一番多いパターンではないかと思います。正直に申し上げてこれは全く意味がありません。むしろ悪手とまで言えるかもしれません。この形を繰り返していくと、子供は点数が悪いときは親に隠すようになりますし、勉強の目的が親に褒められることとなってしまします。結果が出てしまった以上、それはもう覆すことはできませんので、そこで文句を言ったところでafter the festival(後の祭り)です。では、プロはどこを見るのか。

第一に絶対値を気にしないようにすることです。例えばお子様が90点を取ってきたとしても平均値が98点だった場合、みんなができている基礎の部分が分からなくなっている可能性があります。なので、必ず平均点を聞くようにしましょう。

2番目にテストの内容をしっかり見ることです。答案用紙をしっかり見て、書き込んでいるけど間違えているのか、ほぼ白紙の状態で点数が取れていないのか、何か問題を読み違えているのか、ミスの内容を見てあげることが大事です。書いているけど間違えている場合は、勉強のやり方を間違えているけど本人の学習に対するモチベーションはある状態が考えられます。回答欄に空白が多い場合、かなり勉強についていけなくなっていて、さらにモチベーションも低下している状態にあると考えられます。これは危険な状態だと言えます。どちらの状態にしてもお母様がフォローできるのか、を考えて難しいようであれば通塾などを検討したほうが良いと思われます。例えとしては良くないかもしれませんが、病気と一緒で早期発見・早期治療が大切です。いうなれば、テストは学習状況の定期健診です。そこで何か気になることがあれば気軽にお近くの塾に相談してみましょう。それを嫌がる塾の人は(多分)いないはずです。

点数を確認して、平均を聞き、内容までチェックしたうえでどういう言葉をかけるべきか。良い点数を取ってきた場合は遠慮なく褒めてあげてください。褒めるポイントは結果そのものより、その過程を褒めてあげるようにしましょう。「今回勉強頑張ってたもんね」「できなかったことができるようになっているね」こういう言葉かけの後、これを続ければ素敵な未来が待っていることを伝えるとその後も頑張ることができるようになります。

悪い点数だった場合、まず最初はできるているところを見つけて褒めましょう(内心の怒りや失望感をグッとこらえてください)。そして次にどうつなげるのか、ということを子供と一緒に考えるようにしましょう。そうすることで、子供は親にテストを隠したりすることがなくなります。一番よくないことは無関心になることです。どんなに点数が悪くてもそこから目を逸らさずに向き合うことで、子供が勉強を諦めてしまうことを無くしましょう。某先生が言うように「諦めたらそこで試合終了です」。